ボルボ XC40 「人気に相応しい魅力を備えたモデル」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

国沢 光宏
国沢 光宏(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
4
走行性能
4
乗り心地
4
積載性
4
燃費
3
価格
4

人気に相応しい魅力を備えたモデル

2021.5.27

年式
2018年11月〜モデル
総評
XC40もここ数年のボルボ人気に相応しい魅力を備えたモデルに仕上がっており、試乗して魅力を感じたら即購入するといいだろう。ちなみにXC40の後にはC40というクーペルックを持つEV専用のSUVが控えており、こちらも楽しみだ。
満足している点
運転支援システムと自動ブレーキの性能、衝突安全性といった安全性は「これだけでXC40を買っていい」と感じるほど高い。また、デザインのところで書いたカジュアルな雰囲気が小さめのミドルSUVとなるXC40によく似合っている点も大きな魅力だ。
不満な点
プラグインハイブリッド以外の燃費があまり良くない点と、ミドルSUVとしては1875mmという全幅がジャストサイズとは言えないことが浮かぶが、このあたりは安全性の高さや雰囲気の良さといった魅力に比べれば小さな弱点だ。
デザイン

4

プレミアムブランドのボルボながら、XC40はエントリーモデルらしいカジュアルさを備えたデザインとなっており、若い人にも似合う、気軽に乗れるという雰囲気を持っている。インテリアも高い質感とカジュアルさを両立しており、なかなか魅力的だ。
走行性能

4

ベーシックなB4でも動力性能は十分な余裕があり、ハイパワーなB5になるとスポーツモデルといっても十分通用する速さを持つ。プラグインハイブリッドとなるリチャージT5も環境性能とスポーツ性を両立しており、魅力的だ。
乗り心地

4

XC40は「低コストながら高性能」と評判のいい韓国製ダンパーを使っており、SUVながら限りなく5ドアハッチバックに近い乗用車的なハンドリングと快適な乗り心地を両立しており、プレミアムブランドに相応しい動的質感を実現している。
積載性

4

ミドルSUVとしてはボディサイズが小さいながら、ラゲッジスペースはスクエア(四角い)な形状となっていることなどにより、イメージより多くの荷物が積める。またアンダーボックスも広いことなど、全体的な使い勝手も良好だ。
燃費

3

XC40は車格の割に車重が最軽量なグレードで1600kg台後半と重いこともあり、燃費は全体的に「良くはないけど、許容できる範囲」というイメージだ。SUVに相性のいいディーゼル車があればいいのだが、ボルボはディーゼル車の廃止を決定しているのがちょっと残念だ。
価格

4

ベーシックモデルでも安全装備は完備となっており、プレミアムブランドというボルボのポジションなどを考えると、XC40の409万円からという価格はリーズナブルだ。だからこそ初期モデルが長い納期となったのもよく分かる。
国沢 光宏
国沢 光宏
自動車ジャーナリスト
東京中野生まれ。ベストカー編集部員を経てフリーに。得意分野は新車の評価の他、自動車企業の分析、新技術の紹介など。自動車雑誌への寄稿をメインに、インターネットメディア、ラジオやTVのコメンテーターも。業界の話題を素直に紹介する手作りの個人Webサイトはいろんな意味で人気(アンチの数も多い)。大型免許とけん引免許、1級小型船舶免許所有。2005年アジアパシフィックラリー選手権シリーズに参戦。ラリージャパン(WRC)の参戦経験も持つ。趣味はクルマとバイク、ボート、スキー、ダイビング。弱点は球技(特にゴルフ)。youtube「国沢光宏」チャンネルに出演中。Webサイト「自動車評論家 国沢光宏」を運営している。
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